キッチン蛇口の交換はこれでできる!プロが教える水栓取り付けタイプ別成功のコツ
この記事の概要は?
キッチンの蛇口(水栓)は、毎日頻繁に使用するものだけに、古くなってきたり不具合が生じたりした場合は交換を検討したいものです。しかし、どのくらいの頻度で交換すればよいのか、どんな手順で交換作業を進めればよいのか、わからないことも多いのではないでしょうか。
この記事では、キッチンの蛇口について、その寿命の目安や交換のサイン、そして具体的な交換方法を、蛇口のタイプ別にわかりやすく解説します。自分で交換できるのか、業者に頼むべきなのかの判断基準もお伝えします。
最新の蛇口には、使い勝手を良くする様々な機能が付いているものもあり、交換の際の選び方のポイントについても触れています。この記事を読めば、キッチンの蛇口交換に関する基本的な知識が身につき、自信を持って作業に取り組めるはずです。
キッチンの蛇口の不具合に対して、弊社は専門業者として即時対応いたします。公正かつクリアーな費用見積もりで確認後、予算内で最適な手段をお選びいただけます。事前の電話相談で解決できるケースもございますので、お気軽にお問い合わせください。
キッチンの蛇口の平均的な交換寿命は7〜10年
一般的に、キッチンの蛇口(水栓)の寿命は7〜10年と言われています。ただし、これはあくまでも目安であり、使用頻度や水質、お手入れの仕方などによって、寿命は大きく変わります。
例えば、毎日の使用頻度が高い家庭では、7年程度で蛇口の交換が必要になるかもしれません。一方、使用頻度が低く、定期的なお手入れを行っている家庭では、10年以上使い続けられるでしょう。
蛇口の交換時期を判断するポイント
どのようなサインが見られたら、蛇口の交換時期だと判断すればよいのでしょうか?以下のような症状が現れた場合は、交換を検討する良いタイミングです。
水漏れが発生する
蛇口の根元やハンドル部分から水が漏れるようになったら、パッキンの劣化や部品の損傷が考えられます。放置すると、水漏れがさらに悪化する可能性があるため、早めの交換が必要です。
水の出が悪くなる
蛇口を開けても、水の出が悪くなったり、勢いがなくなったりした場合は、内部の部品が詰まっているか、劣化している可能性があります。このような場合も、交換を検討しましょう。
さびや汚れが目立つ
蛇口の表面にさびや汚れが目立つようになったら、見た目の美観が損なわれるだけでなく、機能面にも影響が出てきます。早めに新しい蛇口に交換することで、キッチンの雰囲気も一新できます。
キッチン蛇口交換の方法は取り付けタイプで異なる
キッチンの蛇口を交換する際、その方法は取り付けタイプによって大きく異なります。一口にキッチン蛇口といっても、様々なタイプが存在するのです。
交換作業を始める前に、自宅のキッチン蛇口がどのタイプに属するのかを正確に把握することが重要です。必要な工具や部品も異なるため、事前の確認が欠かせません。
壁付けシングルレバー混合栓
壁付けシングルレバー混合栓は、1つのレバーでお湯と水の温度や水量を調整できる便利な水栓です。レバーを上下に動かすことで水量を、左右に動かすことで温度を調節できるため、直感的な操作が可能です。また、レバーが1つになっているため、スタイリッシュなデザインが特徴的です。キッチンだけでなく、バスルームにも多く採用されている水栓タイプと言えるでしょう。
交換する際は、給水管と給湯管の位置を間違えないように注意が必要です。また、レバーの可動範囲を妨げないよう、周囲のスペースを十分に確保することが大切です。シングルレバーの場合、カートリッジと呼ばれる部品が内部に組み込まれています。経年劣化したカートリッジを交換することで、より快適な使用感を得られるでしょう。
壁付け2ハンドル混合栓
壁付け2ハンドル混合栓は、お湯と水を別々のハンドルで操作する従来型の水栓です。左右のハンドルを回すことで、それぞれお湯と水の量を調整できます。温度調節はハンドルの開度で行うため、細かい調整が可能な点が特徴です。また、2ハンドルタイプは、故障しにくく長持ちするとされています。2ハンドル混合栓もキッチンだけでなく、バスルームにも多く採用されている水栓タイプです。
2ハンドル混合栓の交換で気をつけたいのが、ハンドル部分のネジの向きです。通常、右側が水用、左側がお湯用となっていますが、逆の場合もあります。取り付け前に、必ず向きを確認しましょう。また、ハンドル部分とカバー部分の間にはパッキンが挟まれています。パッキンの劣化は水漏れに直結するため、定期的な点検と交換が欠かせません。
カウンター型混合栓
カウンター型混合栓は、システムキッチンなどでよく見られるキッチン天板に取り付けられている水栓タイプです。お湯と水の両方が供給可能で、1つの穴の中に給水管と給湯管が接続されているのが特徴です。ハンドルの向きを変えるだけで、お湯と水を切り替えられる利便性の高さも魅力の一つと言えます。
カウンター型混合栓を交換する際は、キッチンのシンク下にある給水管と給湯管の位置を正確に確認することが重要です。また、水栓本体とカウンター面の間にはパッキンを挟み込み、しっかりと固定する必要があります。パッキンの劣化や紛失は、水漏れの原因になるため注意が必要です。
カウンター型混合栓の多くは、高機能なモデルが主流となっています。タッチセンサーや浄水機能など、付加価値の高い機能を備えた製品も数多く存在します。交換する際は、自分のライフスタイルに合った機能を選択することで、より快適なキッチンライフを送ることができるでしょう。
壁付け単水栓
壁付け単水栓(シングル水栓)は、壁面の給水管に直接取り付けられた水栓を指します。このタイプの水栓からはお湯が出ず、水のみを供給します。一般的に、公園や学校のような屋外で使用されることが多い水栓ですが、一部のキッチンでも採用されているケースがあります。
壁付けシングル水栓の交換で気をつけたいのが、壁面への固定方法です。しっかりと固定されていないと、水漏れや水栓の脱落といったトラブルに繋がりかねません。また、給水管との接続部分も重要なポイントです。シールテープなどを使って、確実に水漏れを防ぐ処置が必要不可欠です。
さらに、壁付けシングル水栓の多くは、長年の使用により経年劣化が進行しています。専門的な知識と経験が必要となるため、DIYに自信がない場合は、プロへの依頼も検討すべきです。
キッチンの蛇口の交換に必要な道具
壁付け単水栓の交換に必要な道具は、以下の4つです。
- モンキーレンチ
- シールテープ
- ブラシ(古い歯ブラシなどで代用可)
- タオル(汚れても良いもの)
あると便利な道具として以下があります。
- ウォーターポンププライヤー
- ドライバー
これらの道具を事前に準備しておくことで、スムーズに作業を進められるでしょう。なお、ブラシは古い歯ブラシで代用でき、タオルは水を拭き取るためのものなので、汚れていても問題ありません。
【壁付けシングルレバー混合栓】交換の手順
壁付けシングルレバー混合栓を交換する際は、以下の手順に沿って作業を進めていきます。一般的な壁付けシングルレバー混合栓の交換方法を説明したものです。混合栓のタイプによっては、手順が若干異なる場合もあるので、必要に応じて専門家に相談するのがおすすめです。
1:水道の元栓を閉める
交換作業を始める前に、まず水道の元栓を閉めます。水道メーターの近くにある元栓を時計回りに回して、完全に閉めましょう。これにより、作業中に水が吹き出すのを防げます。
2:混合栓のレバーを開いて残留水を抜く
元栓を閉めたら、混合栓のレバーを上げて開きます。蛇口から水が出なくなるまで、レバーは開いたままにしておきましょう。残留水が勢いよく出てくる場合は、タオルを蛇口の下に当てて、水はねを防ぎます。
3:古い混合栓を取り外す
残留水を完全に抜いたら、古い混合栓を取り外します。混合栓の根元にあるナットを、モンキーレンチやプライヤーを使って反時計回りに回していきます。ナットが外れたら、混合栓本体を手前に引いて外します。
4:接続部分の汚れを取り除く
古い混合栓を外したら、壁側の接続部分に付いた汚れを取り除きます。古い歯ブラシなどを使って、接続部分のネジ山に付着したシールテープの残りかすや水垢を丁寧に取り除いていきます。
5:新しい混合栓にシールテープを巻く
新しい混合栓の取り付け前に、混合栓のネジ部分にシールテープを巻きます。ネジ山に沿ってテープを8回から13回程度巻くのが適量です。巻きすぎるとネジ込みにくくなるので注意しましょう。
6:新しい混合栓を取り付ける
シールテープを巻いた新しい混合栓を、壁側の接続部分に差し込みます。混合栓のナットを時計回りに回しながら、しっかりと締め付けていきます。最後は手でぎりぎり回せないくらいまで締めるのがコツです。
7:水漏れチェックをする
新しい混合栓の取り付けが完了したら、水道の元栓を開けて水漏れがないかチェックします。混合栓のレバーを上下に動かして、温水と冷水がそれぞれ出るか確認しましょう。接続部分から水が漏れていないかも、入念に観察します。
水漏れがなければ、壁付けシングルレバー混合栓の交換は完了です。
【壁付け2ハンドル混合栓】交換の手順
壁付け2ハンドル混合栓を交換する際は、以下の手順に沿って作業を進めていきます。一般的な壁付け2ハンドル混合栓の交換方法を説明したものです。混合栓のタイプによっては、手順が若干異なる場合もあるので、必要に応じて専門家に相談するのがおすすめです。
1:水道の元栓を閉める
交換作業を始める前に、まず水道の元栓を閉めます。水道メーターの近くにある元栓を時計回りに回して、完全に閉めましょう。これにより、作業中に水が吹き出すのを防げます。
2:混合栓のハンドルを開いて残留水を抜く
元栓を閉めたら、混合栓の両方のハンドルを開きます。蛇口から水が出なくなるまで、ハンドルは開いたままにしておきましょう。残留水が勢いよく出てくる場合は、タオルを蛇口の下に当てて、水はねを防ぎます。
3:古い混合栓を取り外す
残留水を完全に抜いたら、古い混合栓を取り外します。まず、混合栓のハンドルを外します。通常、ハンドルの根元にある飾りキャップを外すとビスが現れるので、それを外してハンドルを取り外します。
次に、混合栓本体を固定しているナットを、モンキーレンチやプライヤーを使って反時計回りに回して外します。
4:接続部分の汚れを取り除く
古い混合栓を外したら、壁側の接続部分に付いた汚れを取り除きます。古い歯ブラシなどを使って、接続部分のネジ山に付着したシールテープの残りかすや水垢を丁寧に取り除いていきます。
5:新しい混合栓にシールテープを巻く
新しい混合栓の取り付け前に、混合栓のネジ部分にシールテープを巻きます。ネジ山に沿ってテープを8回から13回程度巻くのが適量です。巻きすぎるとネジ込みにくくなるので注意しましょう。
6:新しい混合栓を取り付ける
シールテープを巻いた新しい混合栓を、壁側の接続部分に差し込みます。混合栓のナットを時計回りに回しながら、しっかりと締め付けていきます。最後は手でぎりぎり回せないくらいまで締めるのがコツです。その後、ハンドルを取り付け、飾りキャップを元の位置に戻します。
7:水漏れチェックをする
新しい混合栓の取り付けが完了したら、水道の元栓を開けて水漏れがないかチェックします。混合栓の両方のハンドルを回して、温水と冷水がそれぞれ出るか確認しましょう。接続部分から水が漏れていないかも、入念に観察します。
水漏れがなければ、壁付け2ハンドル混合栓の交換は完了です。蛇口周りをきれいに拭いて、新しい混合栓を使い始めましょう。
【カウンター型混合栓】交換の手順
カウンター型混合栓を交換する際は、以下の手順に沿って作業を進めていきます。一般的なカウンター型混合栓の交換方法を説明したものです。混合栓のタイプによっては、手順が若干異なる場合もあるので、必要に応じて専門家に相談するのがおすすめです。
1:水道の元栓を閉める
交換作業を始める前に、まず水道の元栓を閉めます。水道メーターの近くにある元栓を時計回りに回して、完全に閉めましょう。これにより、作業中に水が吹き出すのを防げます。
2:混合栓のハンドルを開いて残留水を抜く
元栓を閉めたら、混合栓のハンドルを開きます。蛇口から水が出なくなるまで、ハンドルは開いたままにしておきましょう。残留水が勢いよく出てくる場合は、タオルを蛇口の下に当てて、水はねを防ぎます。
3:古い混合栓を取り外す
残留水を完全に抜いたら、古い混合栓を取り外します。キッチンのシンク下から混合栓の取り付けナットを探し、モンキーレンチやプライヤーを使って反時計回りに回して緩めます。ナットが外れたら、混合栓本体をシンクの上から引き抜きます。
4:接続部分の汚れを取り除く
古い混合栓を外したら、シンク下の接続部分に付いた汚れを取り除きます。古い歯ブラシなどを使って、接続部分のネジ山に付着したシールテープの残りかすや水垢を丁寧に取り除いていきます。
5:新しい混合栓を取り付ける
新しい混合栓を、シンクの上から差し込みます。混合栓の位置を調整し、シンク下からナットを回して固定します。その際、混合栓とシンクの間にパッキンを挟み、水漏れを防ぐことを忘れずに。
6:給水管と給湯管を接続する
混合栓を固定したら、シンク下で給水管と給湯管を混合栓に接続します。接続部分にシールテープを巻いて、水漏れを防ぎましょう。
7:水漏れチェックをする
新しい混合栓の取り付けが完了したら、水道の元栓を開けて水漏れがないかチェックします。混合栓のハンドルを動かして、温水と冷水がそれぞれ出るか確認しましょう。接続部分から水が漏れていないかも、入念に観察します。
水漏れがなければ、カウンター型混合栓の交換は完了です。蛇口周りをきれいに拭いて、新しい混合栓を使い始めましょう。
【壁付け単水栓】交換の手順と必要な道具
壁付け単水栓を交換する際は、正しい手順を踏むことが重要です。
1:水道の元栓を閉める
壁付け単水栓の交換を始める前に、まず水道の元栓を閉めることが大切です。元栓は通常、水道メーターの近くにあります。家全体への水の供給を停止するため、メーター横の元栓をしっかりと閉めましょう。
水回りの作業では、水が吹き出してトラブルになることがよくあります。元栓を閉め忘れると、思わぬ水濡れを引き起こす恐れがあるため、注意が必要です。壁付け単水栓の交換に限らず、水まわりの工事を行う際は、必ず最初に元栓を閉めることを習慣づけましょう。
2:残留水を抜く
元栓を閉めたら、次は単水栓のハンドルを開けて、配管内に残っている水を抜きます。これを怠ると、水栓を取り外した際に水が飛び散り、作業が困難になります。
残留水が勢いよく出てくる場合は、事前に用意したタオルをあてがうと良いでしょう。タオルを水栓の下に置いておけば、床を濡らすことなく、残留水を受け止められます。
水が完全に止まるまで、ハンドルは開けたままにしておきます。この一手間が、スムーズな交換作業につながります。
3:古い水栓を取り外す
残留水を抜き終わったら、いよいよ古い単水栓を取り外します。単水栓を反時計回り(左回り)に回していきます。手で回せる場合もありますが、固着していてなかなか動かない場合は、モンキーレンチを使いましょう。
モンキーレンチで単水栓をつかみ、力を込めて反時計回りに回していきます。徐々にねじが緩んでいくので、ある程度緩んだら手でも回せるようになります。
4:給水管の汚れを取り除く
古い単水栓を取り外したら、給水管の汚れを確認します。長年の使用で、ネジ部分にシールテープの残りかすや水垢などの汚れが付着していることがあります。
このまま新しい水栓を取り付けても、汚れが原因で水漏れが発生するおそれがあります。そこで、事前に用意したブラシを使って、給水管の汚れを丁寧にかき出していきます。
古い歯ブラシなどを使えば、狭い隙間の汚れもしっかりと取り除けるでしょう。給水管の内側と外側の両方を目視で確認し、汚れが残っていないことを確認してから、次の作業に移ります。
5:新しい水栓にシールテープを巻く
給水管の汚れを取り除いたら、いよいよ新しい単水栓を取り付けます。その前に、水栓のネジ部分にシールテープを巻いておくことが重要です。
シールテープを巻くことで、水栓と給水管の間にすき間ができるのを防ぎ、水漏れを防止できます。一般的に、シールテープは8回から13回程度巻くのが適量とされています。
ただし、巻きすぎるとかえって水漏れの原因になってしまうので注意が必要です。また、シールテープを巻く際は、ネジの先端から順に巻いていくようにします。
6:新しい水栓を取り付ける
いよいよ新しい単水栓を給水管に取り付ける段階です。シールテープを巻いた単水栓のネジ部分を、給水管のネジ部分に合わせます。そして、単水栓を時計回り(右回り)に回しながら、給水管にねじ込んでいきます。
ここで重要なのは、必ず時計回りに回すことです。反時計回り(左回り)に回してしまうと、シールテープがねじ山に逆らって巻かれてしまい、水漏れの原因になります。左に回している場合は、すぐにやり直しましょう。
単水栓を回していくと、徐々にきつくなってきます。最後は手で回せないほどきつくなるまで、しっかりと締め付けることが大切です。ただし、締めすぎるとネジ山を壊してしまうので、力加減には注意が必要です。
7:水漏れがないか確認する
新しい単水栓の取り付けが完了したら、最後に水漏れがないかチェックします。まず、水道の元栓を開けて、水を通します。そして、単水栓のハンドルを開いて、水を出してみましょう。
水栓から水が勢いよく出てくることを確認したら、水栓周りや給水管との接続部分を入念に観察します。少しでも水が漏れている箇所があれば、再度シールテープを巻きなおすか、単水栓を締め直す必要があります。
キッチンの蛇口をDIY交換する際の注意点
キッチンの蛇口を交換する際の注意点を詳しく解説します。
古い蛇口の取り外し時の注意点
古い蛇口を取り外す際は次の注意点を守ることが重要です。まず、元栓を確実に閉めることが最優先です。これを怠ると、作業中に水が噴き出して大変なことになります。
次に、ナットやボルトが固着している場合があります。こうした場合には、浸透潤滑剤を使用して少し時間を置くと、スムーズに取り外しやすくなります。
また、作業中に配管を傷つけないよう、慎重に工具を使用することが必要です。特に、モンキーレンチを使う際には、力を入れすぎずに均等な力で回すことがポイントです。さらに、取り外した部品はなくさないよう、順番に並べて置くと後で役立ちます。
新しい蛇口の適切な取り付け方
新しい蛇口を取り付ける際には、まず接続部分の清掃を徹底します。古いシールテープや汚れを取り除き、清潔な状態にしておくことが重要です。また、シールテープは時計回りにしっかりと巻くことで、接続部分の密閉性が高まります。
取り付けの際には、蛇口を取り付け位置にしっかりと合わせ、手で仮止めします。その後、モンキーレンチを使って均等に締め付けますが、力を入れすぎないように注意しましょう。過度な締め付けは部品を破損する原因となるため、適度な力加減が求められます。
水漏れチェックの方法
最後に水道の元栓を開けて水漏れがないか確認します。蛇口を数回開閉し、接続部分から水が漏れていないかを入念にチェックします。特に、シンク下の配管部分も見逃さずに確認しましょう。
もし水漏れが発生している場合は、もう一度元栓を閉め、接続部分のシールテープを巻き直し、ナットの締め具合を再調整します。水漏れが完全に解消されるまで、このプロセスを繰り返します。最後に、全てが正常に機能していることを確認できたら、作業完了です。
キッチン蛇口の価格帯と購入する際の注意点
キッチンの蛇口は、ホームセンターやインターネットの通販サイトで購入できます。価格は機能によって大きく異なり、シンプルなものなら2,000円〜3,000円程度で手に入ります。
一方、タッチレス操作やハンドシャワーなどの高機能な蛇口になると、価格は5万円前後になることもあります。予算と必要な機能のバランスを考えながら選ぶことが賢明です。
インターネットで購入する際は、商品のレビューをよく読むことが大切です。実際に使用した人の意見は、商品の長所と短所を知る良い手がかりになります。
タイプとサイズに注意
また、サイズの間違いにも注意が必要です。蛇口のタイプや口径サイズが合わないと、取り付けができなかったり、水漏れの原因になったりします。
購入前に、現在使用している蛇口のタイプとサイズを確認し、それに合った商品を選ぶようにしましょう。わからないことがあれば、販売店や専門家に相談するのも一つの方法です。
適切な蛇口を選ぶことが、キッチンワークをより快適で楽しいものにしてくれるはずです。
便利な機能
キッチンの蛇口は、単に水を出すだけではなく、様々な機能を備えたものが増えています。以下のような機能は、日々のキッチンワークをより快適で効率的なものにしてくれます。
- ハンドシャワー付き:シンクの隅々まで水が届きやすく、大きな鍋などの洗い物に便利
- 浄水機能付き:飲料水を簡単に得られるため、健康志向の方に人気があります
- 泡水栓:シャワーヘッドから出る水が泡状になる機能を持つ蛇口もあります。泡状の水は、水はねを防ぎ、洗剤の泡立ちを良くするため、洗い物がスムーズに進みます
- タッチレス蛇口:センサーで水の出し止めができ泡だらけの手で蛇口に触れずに済むので、衛生的で使い勝手が良いと注目されています
- 節水型の蛇口:水の無駄遣いを防ぎ、環境にも家計にも優しい選択肢です
キッチン蛇口の交換で専門家に依頼すべきタイミング
キッチンの蛇口交換は、DIYで行うことができる比較的簡単な作業ですが、自分の技術力や知識に限界を感じたら、専門家に依頼するのが賢明です。
自分で交換作業を始めたものの、うまくいかなかったり、トラブルが発生したりした場合は、無理に続けずに中断することが大切です。蛇口や周辺の部品を破損してしまうと、修理のために水道業者を呼ぶ必要があり、通常よりも高額な料金を請求されるおそれがあります。
「手軽に安く済ませよう」と始めたDIYが、かえって出費を増やす結果になっては本末転倒です。自分の能力を過信せず、作業中に少しでも不安を感じたら、すぐに中断して専門家に相談しましょう。
水道業者に依頼することで、確実で安全な蛇口交換が行えます。DIYにこだわらず、適切なタイミングで専門家に任せることが、賢明な選択と言えるでしょう。
工事費用は、部品代+工事費(8,000円~20,000円程度)が相場です。単水栓より混合水栓、壁付よりカウンタータイプの方が高くなります。
交換作業は簡単そうに見えても、トラブルが発生するリスクがあることを忘れずに。自分の限界を見極め、無理のない範囲で作業を進めることが大切です。
まとめ
キッチンの蛇口は、日々の使用により経年劣化が進むため、7〜10年を目安に交換することをおすすめします。水漏れや水の出が悪くなるなどの症状が見られたら、交換時期のサインです。
蛇口のタイプによって交換方法は異なります。必要な工具を事前に準備し、わからないことがあれば専門家に相談しながら進めましょう。最新の蛇口にはハンドシャワーやタッチレス操作など便利な機能もあるため、自分のライフスタイルに合った製品を選ぶのがおすすめです。
日頃からこまめなメンテナンスを行うことで、蛇口の寿命を延ばし、快適なキッチンライフを送りましょう。
蛇口の不具合でお困りなら、誠実なサポートで信頼と実績のある心を込めてなら、心を込めて専門的な観点からサポートします。公正かつクリアーな費用見積もりでご予算に適した対応を選択いただけます。一度、電話による事前診断を受けてみてはいかがでしょうか。
よくある質問
キッチンの蛇口(水栓)はどのようなタイミングで交換するべきでしょうか?
部品の交換で対処できる場合もありますが、蛇口の種類や状態によっては、完全に交換する方が効果的です。水漏れが始まったら、早めに専門家に相談し、交換を検討することをおすすめします。
キッチンの蛇口を自分で交換する際に最も注意すべき点は何ですか?
新しい蛇口を購入する前に、現在の蛇口のタイプと口径サイズを正確に測定し、適合する製品を選ぶ必要があります。また、作業中は水道の元栓を確実に閉めて、水漏れのリスクを防ぐことが大切です。
キッチンの蛇口を交換するための業者はどのように探せば良いですか?また、業者に依頼する際の注意点はありますか?
・インターネットで「キッチン蛇口交換」などのキーワードを検索し、地域の業者を探す。
・家族や友人に、信頼できる業者を紹介してもらう。
・大手の住宅設備メーカーに問い合わせ、提携業者を教えてもらう。
業者に依頼する際は、以下の点に注意しましょう。
・見積もりを複数の業者から取り、価格や作業内容を比較する。
・業者の資格や実績を確認し、信頼できるかどうか判断する。
・作業の保証内容や、トラブル時の対応方針を事前に確認しておく。
適切な業者を選ぶことで、安全で確実な蛇口交換が行えます。自分で交換するか、業者に頼むかは、自分の知識と技術に合わせて判断することが大切です。